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ホーム福祉よこはまトップページ193号特集

横浜市社会福祉協議会
福祉よこはま

社会福祉法人
横浜市社会福祉協議会
〒231-8482
横浜市中区桜木町1-1
横浜市健康福祉総合センター
お問合せはこちらのメールアドレスに

特集


まちぐるみで子育てに寄り添う仲間たち どの子もどの人もその人らしく暮らせる地域に

年齢、性別、障害の有無、国籍など、その人の立場や背景に関わらず、誰もが住み慣れた街で当たり前に暮らしていく。
そのために必要なのは、同じ地域に暮らす人々の理解です。
障害のある子とその家族が街の中で紡いできた暮らし。その月日の積み重ねは、見守りの目や理解者を増やし、親子にとって暮らしの安心やいざという時の心強い味方を得られるものでもありました。
同じ街の住民としてお互いの存在を認め、街の中でつながることの大切さを、森さん親子の18年からひも解いていきます。


幼少期の写真 ◀意思疎通が難しかった幼少期

幼少期

1時間ごとに目をさまし1時間泣き続ける

生後半年過ぎたあたりから小学校に入る頃までは、毎日夜中1時間ごとに目をさまし、1時間泣き続けるため、ほとんど眠れない数年を過ごしました。
周りの子との違いを感じていた中、2歳で自閉症と診断されましたが、自分が頑張れば治せるものだと、必死に勉強していました。

様々な制度や活動がある横浜へ

子どもが何を思っているのかコミュニケーションが取れず、また突然パニックを起こすため出かけることもできない大変な日々。もし親が病気などで一人でも欠けたら・・・働きながら一人で育てることを想像できず、ますます気持ちは追い詰められていきました。
早く落ち着いた環境にと、地域療育センターや地域訓練会の情報を調べ、3歳の時に横浜へ引越してきました。

この子も幸せに暮らしていけるのかもしれない

地域訓練会で、子どもへの接し方などを教えてもらったり、先輩ママたちに大変さを共感してもらったことで、少しずつ気持ちが前向きに変わっていきました。
また、地域訓練会の会場だった障害者地域活動ホームへ楽しそうに通う人を見ることで、大人になる姿を想像できるようになり、この街で幸せに暮らしていけるのかもしれないと思えるようになりました。

「きいろ記念日」

4歳の時、初めて話した 言葉が「きいろ」。奇跡的に両親が揃っている時に聞けた記念日です。言葉だけでなく、嬉しいときの顔など、子どもの気持ちが分かることが少しずつ増えていく、それがとても嬉しかったです。

小学生の頃の写真◀マリンバに出会った
小学生の頃
中学生の頃の写真◀中学生になり一人で
行動する機会も増えました

小学生・中学生高

温かく見守ってくれるご近所さん

ご近所の方から嫌な目で見られたことや苦情を言われたことはありません。息子を小さい頃から知り、温かく見守ってくれていることがとてもありがたいです。周りに目が向くことで、優しいまなざしにも気づけるようになりました。

災害時には息子を気にかけてくれる心強い存在

中学生になり一人で家にいる時に災害があったら・・・と町内会で行っていた災害時要援護者カード※を出しました。すぐに町内会長さんが来て、災害時の安否確認の方法を話し合いました。呼び鈴を鳴らしても返事がなければ、窓ガラスを割って確認してくれることになりました。
いざという時、近くに気にかけてくれる人がいるのは本当に心強いです。
※災害時に自力で避難することが困難な要援護者を、自治会・町内会などで独自に登録し支援する取組。
親子でマリンバを楽しんでいます

高校生~

「バスに乗る」ことの難しさ

高校に通うため、駅までバスに乗る必要がありました。人に迷惑をかけないよう、「リュックは前に持つ」「折り畳み傘はしまう」など毎日付き添い一つずつ教えました。1年後そろそろ一人で乗れると思った矢先、カバンが当たった方から怒られパニックになってしまい、一度はバスに乗ることをあきらめました。

優しい声かけに救われた

しかし、これからもこの街に暮らす以上あきらめてはいけないと、再度練習を始めた時、同乗していた方から「これからも大事に育ててあげてね」と優しく声をかけてもらえたことが忘れられません。息子を見守ってくれている人がいたことがとても嬉しかったです。
▼新金沢公会堂のこけら落とし公演で、松田音楽教室の皆さんとマリンバコンサートに出演しました
新金沢公会堂のこけら落とし公演した時の写真

横浜での15年を振り返って
そしてこれから・・・

本当に恵まれた15年間だったと思います。
地域療育センターや学校の先生からは親身になって接していただき、子ども達からも「けいちゃん、けいちゃん」と仲良くしてもらった結果、全く言葉が出なかった慶太郎とたくさんの会話ができるようになりました。
慶太郎自身も頑張りましたが皆さんのお陰だと思っております。本当に感謝感謝です。慶太郎が20歳になったら、是非とも一緒にお酒を飲みたいですね。
〈父〉
森さんご夫婦と慶太郎さん

養護学校の高等部を卒業して、一人で通所先から帰宅していることをご近所の方に言ったところ「お母さん、楽になったね!良かったね!」と。
ずっと私が登下校で付き添っていたことを見てくださっていたのだと思いました。そんな温かい言葉に励まされて子育てをしてきたように思います。
まだまだ、子育ては続きますが多くの方に支えていただきながら、頑張っていきたいと思います。
慶太郎へ。これからも一緒にマリンバを弾こうね♪あなたと一緒に楽しめることが何よりの幸せです。
〈 母〉

親亡き後の人生のために

成人を迎える息子の将来のために、横浜市障害者後見的支援制度の利用登録をしました。
親がいる間から長い目で息子を見てもらうことで、一人になった時、些細なことも相談できればと思います。少しでも息子の将来が笑って過ごせるようにと願っています。

ここにいてもいいと思える

どんな理由があってもしてはいけないことは教えていかなければなりませんが、簡単なことではありません。
迷惑をかけることもあるかもしれませんが、ここにいてもいいよと言ってくれる人が一人でも多くなる社会、
障害が あっても共に暮らしていける街であることを願っています。

◆ 地域療育センター

0歳から小学校期までの障害のある子どもの療育に関する相談・診療・指導等を行っています。

◆ 障害児地域訓練会

障害のある子どもたちの家族が自ら会を運営し、ボランティアの支援を得て様々な活動を行っています。

◆ 障害者地域活動ホーム

地域で暮らす障害のある子どもから大人、その家族の地域生活を支援する拠点です。

◆ 横浜市障害者後見的支援制度

制度に登録した障害のある人に寄り添い、本人が願う暮らしの実現に向けて、地域の方たちの協力も得ながら、見守りの体制づくりを進めていきます。

問合せ

横浜市社会福祉協議会 ● 障害者支援センター 電話:681-1211 ● 企画部企画課 電話:201-2090

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