第1期横浜市市民後見人養成課程
市民後見人養成研修説明会から修了式まで、第1期横浜市市民後見人養成研修の実施結果を報告します。第1期は、モデル区として西区・緑区・青葉区を設定し、モデル3区とその隣接区の在住者を対象としました。
1.市民後見人養成の流れ
【期間】 平成24年10月~平成26年3月
2.市民後見人養成研修説明会
市民後見人養成研修を開講するにあたり、受講者を募集するため、市内3か所で市民後見人養成研修説明会を開催しました。
説明会では、横浜ならではの市民後見人養成・活動支援である「市民後見よこはまモデル」の概要や、養成研修の内容および研修受講申込手続き等について、質疑応答を交えて説明しました。
第1回
- 日時
- 平成24年7月26日(木)14:00~16:00
- 会場
- ウィリング横浜
- 参加者
- 172名
第2回
- 日時
- 平成24年7月28日(土)10:00~12:00
- 会場
- 横浜市健康福祉総合センター
- 参加者
- 144名
第3回
- 日時
- 平成24年8月8日(水)18:30~20:30
- 会場
- 横浜市緑公会堂
- 参加者
- 215名
3.市民後見人養成研修
養成研修は、基礎編と実務編を用意しました。基礎編では、市民後見人の役割や倫理、市民後見活動において関係する制度やサービスなど基礎的な知識習得を、実務編では、関係機関や被後見人とのコミュニケーション方法や後見事務など実践的な知識習得を図りました。
実施期間
平成24年10月11日~平成25年3月7日
養成研修カリキュラム
申込者数
151名
受講決定者数
91名
【内訳】
- 西区 30名(西区7名、南区4名、保土ケ谷区7名、中区3名、神奈川区9名)
- 緑区 30名(緑区27名、旭区1名、都筑区1名、港北区1名)
- 青葉区 31名(青葉区31名)
※モデル区(西区、緑区、青葉区)を優先し、定員に満たない場合は隣接区(神奈川区・中区・南区・保土ケ谷区・旭区・港北区・都筑区・瀬谷区)の区民を優先して選考しました。
養成研修修了者数
88名
全53単位中40単位以上の履修を以って修了認定しました。
4.実務実習
実施期間
平成25年4月~平成26年3月
実務実習カリキュラム
実務実習受講希望者数
79名
実務実習受講決定者数
45名
【内訳】
- 西区 15名(西区3名、南区3名、保土ケ谷区4名、中区1名、神奈川区4名)
- 緑 区 15名(緑区12名、旭区1名、都筑区1名、港北区1名)
- 青葉区 15名(青葉区15名)
※モデル区枠ごとに上位15名を選考しました。
内容
あらかじめ定められたカリキュラム数(28回)だけでなく、各区の状況に合わせてカリキュラムを追加し、後見業務や当事者、地域活動への一層の理解を図りました。
実習者は、毎回実習記録を提出し、実習担当者が内容を確認し、指導上必要なコメントをフィードバックするとともに、スーパーバイズを行いました。
【主な内容】
(ア)後見業務について
- ケース同行訪問(毎月1回)
- 各種手続き同行(登記事項証明の申請、金融機関への代人届、出納手続き、入院手続き等)
- ケース記録の書き方
- 後見事務計画と報告・財産目録の作成
- 3区合同の税務研修(確定申告書の作成等)
(イ)他機関等との連携について
- 区成年後見サポートネット(全体会、分科会)参加
- 当該区福祉行政や社協の実情理解
(ウ)当事者・地域活動理解について
- 福祉施設の見学・職員より講話(障害者地域活動ホーム、地域ケアプラザ等)
- 区主催の認知症講演会への出席
- 区内の小地域福祉活動の体験(配食サービス、地区社協のサロン活動等)
(エ)その他
- ケースカンファレンス体験
- 4か月ごとの振り返り
全53単位中40単位以上の履修を以って修了認定しました。
5.第1期横浜市市民後見人養成課程修了者
養成課程の修了者に対して修了式を行い、修了者のうち、希望者は横浜市が設置し横浜市社協が運営する「横浜市市民後見人バンク」に登録されました。
(1)修了式
平成26年3月24日(月)
(2)修了者数
44名
(3)横浜市市民後見人バンク登録者数
42名 (男性17名、女性25名) 平均年齢60.2歳
【内訳】
- 西区 14名(西区3名、南区3名、保土ケ谷区3名、中区1名、神奈川区4名)
- 緑 区 15名(緑区12名、旭区1名、都筑区1名、港北区1名)
- 青葉区 13名(青葉区13名)