第9回よこはま地域福祉フォーラム 開催要綱 一人ひとりが大切にされるまちへ ~思いに寄り添い 認めあい 支えあう~ 私たちのまち横浜では、普段の暮らしの中で様々な見守り、支えあい活動が育まれてきました。こうした活動を広く共有することで取組の輪を広げ、困りごとを受け止め、支えあえる地域をめざしていこうという思いから始まった「よこはま地域福祉フォーラム」は、今年で9回目を迎えます。 この間、住民による支えあいが着実に積み重ねられてきた一方で、一人ひとりが持つ困りごとや生きづらさ、地域における「つながり」のあり方は日々多様化しています。 そんな今だからこそ、困りごとや生きづらさだけではなく、誰しもが持つ「こうありたい」という思いや希望に寄り添うことのできる地域づくりについて、改めて振り返る機会が求められています。 本フォーラムを通して、誰もが役割や生きがいをもちながら自分らしく暮らすことの大切さを共有し、一人ひとりの暮らしや思いを大切にすることのできる地域づくりのために何ができるのか、皆さんと一緒に考えていきます。 日時 会場 令和6年12月5日木曜日 10時15分~15時45分  横浜関内ホール (横浜市中区住吉町4-42-1) 内容 全体会(基調講演) つながりの中で あたりまえに生きていく 講師 丹野 智文氏(おれんじドア 代表) 分科会(実践報告) 分科会1   寄り添い 認めあい 自分らしさが輝くまちへ 分科会2  みんなが主役!つながり 広がる まちづくり 手話通訳あり 開催方法 集合型 または ユーチューブによる録画配信 録画配信にお申込みをいただいた方には、後日メールにて受講用URL・パスワードをお送りいたします。 録画配信期間 令和7年2月3日月曜日~3月26日水曜日 対象 横浜市内在住・在勤・在学の方 市内地区社会福祉協議会、地区民生委員児童委員協議会等、地域福祉活動団体関係者の方 社会福祉施設、地域ケアプラザ等、関係機関職員 市・区役所職員、市・区社会福祉協議会職員等 上記に限らず、社会福祉に関心のある方 主催 横浜市社会福祉協議会・18区社会福祉協議会 共催 横浜市健康福祉局・横浜市こども青少年局 午前 全体会(基調講演) 「つながりの中で あたりまえに生きていく」 講師 おれんじドア 代表 丹野 智文氏 毎日、寝て起きること。食事をすること。働くこと。遊ぶこと。そんな「あたりまえ」の日常は、「認知症」という診断によって、何がどのように変わるのでしょうか。そして、変わらないものとは何でしょうか。  どんな人も、役割や生きがいを持って、自分らしく笑顔で暮らすことのできるまち。そんなまちをつくるためには、どのようなつながりが必要でしょうか。  若年性認知症当事者の立場から、認知症とともに生きるということや、人と人とのつながりの中で生きていく大切さについてご講演をいただきます。  後半はコーディネーターを交え、 「その人らしい暮らしや思いに寄り添う」ということ、 「誰もが安心して認知症になれるまち」とは何かについて考えます。 講師プロフィール 2013年アルツハイマー型認知症と診断され、営業職から事務職に異動。 現在もネッツトヨタ仙台に在職しながら講演など社会的理解を広める活動をしている。 9年前、認知症当事者のための物忘れ総合相談窓口「おれんじドア」を開設。 著書に「丹野智文 笑顔で生きる」「認知症の私から見える社会」ほか。 コーディネーター 宇都宮短期大学 人間福祉学科 教授 宮脇 文恵氏 プロフィール 東京学芸大学教育学部卒業、日本社会事業大学大学院博士前期課程修了。現在、宇都宮短期大学人間福祉学科教授。専門は福祉教育論、地域福祉論。 午後 分科会(実践報告) 分科会1  会場 関内ホール 大ホール 寄り添い 認めあい 自分らしさが輝くまちへ 困りごととともに、一人ひとりの「こうありたい」という思いに地域や支援機関が寄り添う、支えあいの取組が育まれています。支える側・支えられる側の垣根なく、つながりの中で誰もが自分らしく暮らすことのできる地域づくりについて考えます。 コーディネーター:同志社大学 社会学部社会福祉学科 教授  永田 祐 氏 実践報告 (1) 認知症について 地域みんなで考えよう 学びから変わる地域の緩やかなつながり (瀬谷区) 宮上会(宮沢地区町内会)、キャラバンメイト(宮沢地区民生委員)、二ツ橋地域ケアプラザ 日中を一人で過ごす認知症高齢者。早朝から近隣への訪問を繰り返していたため、地域住民は関わり方に悩んでいた。町内会と関係機関は「地域で何ができるか」話し合いを重ね、学びの機会を作り始める。認知症高齢者が地域で暮らすことを町全体で考え取り組んだ事例を紐解き、地域だからこそできる緩やかなつながりについて考える。 (2) 地域のみまもり やさしさ こりつさせない取組 買い物支援にとどまらない移動販売 (都筑区) 都田地区 平台町内会、都田地域ケアプラザ、都筑区社会福祉協議会 一人暮らしで在宅酸素の方の困りごとをキャッチしたのは、地域独自の「福祉訪問員」。その困りごとを解決するため民生委員や町内会等とともに移動販売が始まり、単なる買い物支援にとどまらないという気づきが地域の中に広がっていった。新たな取組をきっかけに地域が少しずつ変わっていく様子を紐解く。 分科会2 会場 関内ホール 小ホール みんなが主役!つながり 広がる まちづくり 地域に関わる誰もが地域の一員です。住民、福祉施設、企業などの様々な主体が新たにつながり、ともに地域の課題に向き合うことで、まちづくりの可能性が広がります。それぞれの強みを生かした連携のポイントについて共有します。 コーディネーター:武蔵野大学 人間科学部社会福祉学科 教授  渡辺 裕一 氏 実践報告 (1)認知症やさしいまなざしあったかハート in 東戸塚 (戸塚区) 東戸塚地区ハートプラン推進委員会、東戸塚地域ケアプラザ、戸塚区社会福祉協議会 認知症に関する相談が増え、見守りの体制づくりの必要性を感じていたケアプラザ。地域の様々な団体とともに啓発活動を進めることで、ゆるやかに見守りあうまちづくりを目指した住民の活動が動き出した。自分たちでできることを模索し、仲間を増やしながら取組を進める住民の思いとは。 (2)ゆるやかな見守り 「いそまる」 企業と地域がつながる仕組み (磯子区) 第一生命保険株式会社 横浜総合支社、新杉田地域ケアプラザ、磯子区社会福祉協議会 企業からの「地域のために活動したい」という相談からスタートした、職務を通したゆるやかな見守り「いそまる」。現在、保険会社、動物病院、タクシー会社、設備会社など、多様な企業が参加し、見守りの取組を行っている。それぞれの強みを生かした福祉と多業種との協働の仕組みと、そのポイントについて考える。 お申込み 参加をご希望の方は、横浜市社会福祉協議会 企画課まで、電話またはメールにてお申込みください。 申込先 横浜市社会福祉協議会 企画課 電話 045-201-2090 メール chiikifukushi-f@yokohamashakyo.jp 申込締切 関内ホールでの参加 令和6年11月5日火曜日 録画配信での視聴 令和6年3月25日火曜日