ボランティアとは
その意味は、「自由意志・自ら進んでやること」。
“ボランティア”とは、一般に「自発的な意志に基づいて 人や社会に貢献すること」といわれており、次のような原則があります。
- 自発性 … 自由な意志で行なうこと
- 無償性 … 利益を求めないこと
- 社会性 … 公平に相手を尊重できること
- 創造性 … 必要に応じて工夫できること
やさしく言うと、”ボランティア活動”は「自然な思いやりのやりとり」ということでしょうか。
その活動は、いろいろな分野で展開されています。
活動の前に
ボランティア活動に対するイメージや想い、活動を始める動機などは人それぞれ。
どれが正しくて、どれが間違っているという判断はできません。
ただひとつ言えるのは、ボランティアは「人に言われてやるものではない」ということ。
そして「これをしなくてはならない」という決められた活動ではないのです。
まず、自分が何をしたいのか?
というところから考えるといいかもしれませんね。
また、活動の場を自分で切り拓いていくこと…、それがボランティア活動の大切さであり、おもしろさでもあります。 広い視野を持って、取り組みたいものですね。
ボランティア活動をする上で、ちょっとした心構えの違いが、その活動が楽しくふくらんでいくか、 淋しくしぼんでいくかを決めるかもしれません。
基本的なことですが、いくつかの心構えを挙げてみます。
約束は守る
活動にあたって時間や約束、秘密を守ることは大切です。
連絡もなく遅刻したり、休んだりすることは信頼関係を損ないます。活動先でのルールをよく確認したうえで活動しましょう。
秘密は守る
活動中に知りえた個人情報を勝手に家族や友人・知人にはなしてはいけません。承諾なしに活動の内容や写真ををSNSに掲載したりしないようにしましょう。ボランティア活動は信頼関係が大切です。お互いが気持ちよく活動できるよう心がけましょう。
無理はしない。がんばりすぎない。
活動を継続していくには、無理をしないことも必要。
自分の生活や体調まで壊れてしまうような活動は好ましくありません。
自分の出来る範囲で行なうのがボランティア。
出来ないときは「出来ない」と伝えることも必要です。
何でもやってしまわない
相手の出来ることまでやってしまうボランティアを見かけることがあります。
相手の出来ることまでサポートする必要はありません。
出来ない部分を出来るようにサポートすればよいのです。 出来る部分を大切に…。
わからないこと、困ったことはききましょう
活動中に困ったことやわからないことがあったら、必ず聞きましょう。わからないまま活動すると事故に繋がったりします。活動先、紹介してくれた機関に相談して、わからないことをしてから活動しましょう。
保険の加入も忘れずに!
万が一のときのために、ボランティア保険に加入しておきましょう。
活動中におきた事故などに対応できる保険が各種用意されていますので、自分の活動にあったものを選んで加入するようにしましょう。
ボランティアあれこれ
ボランティア活動を 10 の分野 に分けてご紹介。 あなたは、どんな分野での活動に興味がありますか?
福祉 | 高齢者、障がい者、子どもたち、さまざまな生活課題を抱える人などへの支援 |
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医療・保健 | 病院でのボランティア活動、心に病を持つ人への支援、相談援助活動 |
国際協力 | 海外協力、日本にいる外国の方への支援、難民支援 |
環境 | 自然保護、里山保全、リサイクル活動 |
教育関係 | 学校教育や、社会教育・生涯学習活動への協力 |
消費生活 | 利用する消費者の立場からの意見、モニター活動 |
芸術・文化 | 美術館・博物館での活動、地域文化の保全・育成 |
スポーツ | スポーツ活動への支援、障がい者スポーツヘの参加・協力 |
災害支援 | 防災活動、災善時の救援・支援活動 |
まちづくり | 都市計画や公共施設建築などでの市民参加、福祉マップづくり |
人権 | DV(ドメスティック・バイオレンス)の被害者女性への支援、知的障害をもつ人などの権利擁護 |
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ボランティア・市民活動に関する情報
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